「人生のダイアモンドは足元に埋まっている」を読んだ。
「ほったらかし投資術」の著者、山崎元氏推薦という帯が目に留まったのがきっかけ。
著者のジョン・C・ボーグルは投資信託会社バンガードの創業者であり「インデックスファンドの父」と呼ばれる人物。
生い立ちからバンガードを設立した時の思いを語り、いき過ぎた利益重視の資本主義に警鐘を鳴らす。
私は「複雑なもの」が嫌いだ。複雑なファンドは、明瞭でないために混乱を引き起こす。さらに、複雑なファンドにはコストがつきまとい、ファンドと販売会社ばかりが得をして、投資家がわずかに利益を得られる可能性をも阻害する。こうした複雑さには、断固反対する。(p076)
「長期・分散・低コスト」を合言葉に、少しでも個人投資家に還元できるよう努力を重ねたバンガード社。
長年支持されてきたのもうなずける。
「足るを知る」ことの大切さや、「立派な組織をつくるための10のルール」など人生訓として面白かった。
著者の考えが受け継がれる限り、バンガード社のETFに投資を続けていきたいと思う。
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